突然の発表でした。
「And Just Like That…」が、シーズン3で終了するとのことです。
サラ・ジェシカ・パーカーをはじめ、制作陣とHBOが話し合いを重ねた結果、「ここで物語を終えるのが一番しっくりくる」という判断になったそう。
最終話は2部構成・全12話とのこと。
シ-ズン3を見ながらずっとモヤモヤしていたものの…やっぱり寂しい!
And Just Like Thatシーズン3の感想:なんかちぐはぐ感が否めない
さて、ここからは現時点でのシーズン3の感想を語っていきます。
<ネタバレを含みますのでご注意ください>
ストーリー:エイダンはもうちょっとどうにかできなかったのか…
キャリーとエイダン、なんだかなぁという…。
復縁したかと思いきや、エイダンの子供の問題で5年間の棚上げののちに破局。(ってほど進んでなかった?)
エイダンも変わってないといえばそれまでで、カントリーボーイだった若い頃そのままだったんだけど、もうちょっと演出を考えてあげて欲しかった。
1話で車の中からキャリーに電話するシーンなんて「いい年したオッサンがすることか?!」とドン引きしてしまったし(ジョン・コルベット、よくあの演出OKしたなぁ)、キャリーの家の窓に石を投げて派手に割ってしまうシーンや、エイダンがダンカンに嫉妬して(過去のキャリーの浮気のせい)もめるシーンも、SATCのエピソードをうまく散りばめているなとは思ったけど、もうちょっと上手に描けなかったのか。
演出が雑で、なんかエイダンのことが嫌になって終わってしまった。私はけっこうエイダン派だったのに。
キャリーの新しいアパートメントもいまだにしっくりこないし、今はライターじゃなく小説を執筆中としても、たまに友達と食事に行く以外ほとんど家にいるのがキャリーらしくない。
買い物するシーンも、「タクシー!」って黄色いキャブを止めるシーンもない。
NYぽさがあまり感じられない今シーズン。(序盤でミランダが修道女と知り合うエピソード以外)
このドラマのNY感も愛している私としては、なんというか消化不良です。
ミランダの新彼女との関係も特筆するものがない。
10話(最新話)でブレイディの問題が発覚して久々にステイーブとの3ショットを見たとき、コレコレ!って思った。やっぱりミランダにはスティーブなんだよなぁ。
ミランダ、S2でせっかくまたキャリアに復帰したのに、今のところあまり仕事のことが描かれてないのも残念。
なんだかんだでシャーロットが一番変わってなくてキャラがぶれてないのかも。(クリスティンすごい痩せましたよね)
シーマとリサ、アンソニーのエピソードもなんか中途半端で、どこにフォーカスしていいか分からないまま過ぎている。
特にアンソニーの恋愛はあそこまで書く必要があったのか。
そして今シーズンでSATC含め最後なのに、今の時点でスタンフォードのことについて一切触れられてないのも悲しい。
シーズン2までは、スタンフォードが生きてる前提で劇中で1回は触れられていたのに。
これでいよいよ最後なら、なおさらスタンフォードの存在を消さないで欲しかった。
ファッション:キャリーのファッションが変わった気がする
やっぱりこのドラマといえばファッションですが、今シーズンのキャリーのファッションがいまいちピンと来てなかったんですよね…
と思ってたら、キャリーのファッションやっぱり変化を加えたみたい。
「シルエットに明確な変化を加えた」、「19世紀末から20世紀初頭にかけての雰囲気の服」とのこと。
確かに、なんというかシャビーシックな雰囲気を感じていました。
くすみカラー&ふんわシルエット、布多めのもっさりした服が多い。
SATCのキャリーのファッションて、ハイブランドなどの最新トレンドを押さえつつ、エッジが効いててかつ下品にならないセクシーさ、そしてキャッチ—な要素を取り込んだスタイリッシュ感があった。
でも今回はぼわーっとふわーっとしてて、なんか気合が入らないファッションというか、中世のお城に住んでる人みたいな。
▼この衣装もどうも好きになれなかった。キャリーらしくないし、以前のキャリーなら絶対に着ないドレスだと思う。ハイジ、みたい…
今シーズンはヨーロッパを意識しているのかもしれないです。イギリス人がそこここに出てくるし。
S1.2は日本をフィーチャーした演出も多く見受けられたけど、マーケットを変えた感じでしょうか。
私はファッションもインテリアもシャビーシックな感じはあまり好みではないので、ただ私の感性と合わないだけかもしれないけど。
キャリーがシーズン2でアパートメントを手放した裏事情
シーズン2で、キャリーがSATCのもはやアイコンになっていたアパートメントを手放すことにしたのは、エイダンとのこれからを考えてというストーリー的なのもあるけれど、一方であのアパートメントを実際に所有するオーナー側の事情もあったようです。
詳細はこの記事に⇩
SATCのヒット以来、観光客が押し寄せすぎて収拾がつかなくなっていたみたい。
制作側が配慮してキャリーが引っ越す設定にしたのか、オーナー側がこの外観を使うことを許可しなかったのか。
どちらにしろ、SATCの聖地であることに変わりはないので、しばらくはここを訪れる観光客が消えることはないと思います。
私も死ぬまでに行ってみたいですもん。
And Just Like Thatの結末を希望的観測で大胆予想!
あと2話でフィナーレとなるAnd Just Like That。
希望的観測を含めて結末を大胆予想します。
エイダンと別れ、ダンカンとも一夜限りで終わったキャリーは、やはりビッグがベストパートナーだったのだと気づく。
ほどなくして、ジュエリーデザイナーのリゼットが海外に引っ越すことになり、あのアパートメントを手放ことになったと知る。キャリーは、思い出の詰まったアパートメントを買い戻すことにし、あの窓辺に座ってラストシーンを迎える。
めちゃくちゃ私の希望が詰まった予想ですが、いかがでしょうか?
やっぱりあの場所でなきゃこのドラマは終われない気がする。
最後に:27年間ありがとう
ここまでボロクソに言っといて今さら感謝。笑
でも20代から見てきたドラマが完結と思うと、やはり寂しいものがあります。
あと2話、あまり期待せず見届けようと思います。
ここまで読んで逆に見てみたくなった、という方はU-NEXTでどうぞ。
31日間の無料期間があるので、その間に1話から最終話まで全部見られます。
何ならシーズン1.2も見られるし、SATC全シーズンも見放題です。
●U-NEXT『セックス・アンド・ザ・シティ』関連配信作品一覧→SATC&AJLT配信作品一覧
私は今シーズン見たさに料金3ヶ月分はペイしちゃいました。。。
●最後に私の好きなキャリーのドレスシリーズ。シーズン4の「素顔のままで」、一番好きなエピソード。このドルチェ&ガッパーナのドレスは着せてもらえなかったけど、とても素敵でした。
コメント