新年になり新NISA枠がリセットされので、持っているファンドを少しずつ整理し始めました。
旧NISAに比べると買付可能額が大幅に増え、商品の買い替えの幅が広がりました。
今回、私が投資をスタートするきっかけとなった「eMAXIS バランス(8資産均等型)」を売却したので、忘れないうちに投資を始めたときのことついて書いておこうと思います。
投資のきっかけとなった思い出のファンド「eMAXIS バランス(8資産均等型)」
私が投資を始めたのは2016年で、その頃は一般NISAのみでつみたてNISAはありませんでした。(遠い昔にIT系のアクティブファンドを買って10万円→1万円で売却してしまったのは除く(T_T))
まだ投資が一般的ではない中、毎年日経ウーマンで投信大賞というものが発表されており、そこで「eMAXIS バランス(8資産均等型)」が大賞に選ばれている記事を読みました。
過去にアクティブファンドで痛い目に合っている私は「投資のセンスがない。もう二度と投資はしない」と決めていたのですが、記事を読んで「少額の積み立てなら低リスクかもしれない」と考え、投資信託の定期買付サービスを利用して積み立て投資をスタートしました。
もともと持っていたSBI証券の特定口座を利用し(旧イートレード証券の時に開設)、掛け金は毎月5,000円でした。
買い付けた当初は元値を割ることもありましたが、定期積み立てと少額投資であることが気持ちの安心に繋がり不安になることもなく続けることができました。
1年が経った頃には預金を上回るリターンを得ることができたので、毎月の掛け金を10,000円に増額しました。
翌年につみたてNISAがスタート 特定口座からNISA枠での買い付けに変更する
2018年1月1日からつみたてNISAがスタートすることを知り、「非課税のほうが断然お得。NISAでやろう!」とSBI証券でNISA口座を開設、以後NISA枠での積み立てが始まりました。
売却した分は翌月からの積み立ての原資にし、積立額を22,000円に増額。
2021年3月まで買い付けを続け、その翌月からよりリターンを求めS&P 500に商品変更しました。
以後eMAXIS バランス(8資産均等型)は新規の買い付けをせず、現在までそのまま寝かしていました。そのリターン結果がこちらです。
ほったらかしで+53.96%。
相場が良かったといえばそれまでですが、思い切って一歩踏み出したからこそ得られた結果です。
eMAXIS バランス(8資産均等型)を売却しようと思った理由
今回eMAXIS バランス(8資産均等型)ファンドを売却しようと思った理由は一つです。
eMAXIS バランス(8資産均等型)は信託報酬が高いんです
eMAXIS バランス(8資産均等型)の信託報酬は0.55%。オルカンやS&Pが軒並み0.1%を切る中で0.55%は高いと言えます。
長期運用していくなかで毎年かかるコストはパフォーマンスに影響します。
0.01%の違いを追いかけるつもりはありませんが、0.55%は流石に高すぎるというのが理由です。
今はeMAXIS シリーズでも信託報酬を低めに抑えたeMAXIS slimシリーズが出ていますし、他のインデックスファンドも低コストのものがたくさんありますね。
売却した資金でeMAXIS slim 米国株式(S&P500)を買い付けようと思っています。
こちらの信託報酬は0.093%でeMAXIS バランス(8資産均等型)の5分の1以下です。
SBI VシリーズS&P500は驚異のリターン+78%超え
SBI VシリーズS&P500を2021年から旧NISAで積み立てていましたが、こちらも新NISAに移行してからはほったらかし。
ほったらかしなのにリターンは脅威の+78%超え!(ちょっと怖くなってくるくらいのリターン)
「預金じゃお金は増えない」を身をもって実感しています。
新NISAになり投資人口も増えましたが、まだ投資をためらっている方も多いと思います。
私も「もう二度と投資はしない」と思っていましたが、少額の積み立てから始めることで徐々に不安をなくすことができました。
いつかリーマンショックのような暴落が来ないとは断言できませんが、凄まじいインフレのなか預金だけでは実質資産が目減りしていることは断言できます。
早期リタイアしたい人、老後ゆとりのある生活をしたい人、はたまた今余暇を楽しむための資金が欲しい人。
ちょっとした一歩を踏み出すと違う世界が見えてくるかもしれません。
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