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iDeCo改悪の内容は?いつから実施?私はiDeCoよりNISA派

Image by Steve Buissinne from Pixabay 投資・運用
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iDeCo改悪と巷で騒がれていますが、どんな内容なのでしょうか?そしていつから実施なのか?調べてみました。

とりあえず結論から。

改悪(と言われている)内容

iDeCo受取時の課税方法いわゆる「5年ルール」が「10年ルール」に変更される

いつから実施

与党が案(2025年度税制改正大綱)を出しただけで国会承認はこれからのため、時期は未定

もう決定事項かと思ってました…。

5年ルール→10年ルール どこがどう改悪なのか

10年ルールの概要

現行の「5年ルール」ではiDeCoの一時金を受け取ってから5年以上空けて退職金を受け取れば、両方に対して別々に退職所得控除を適用できました。

しかし改案が可決すれば10年以上空けなければそれを適用できなくなる、というものです。

10年ルールへの変更の影響

  1. 税負担の増加
    iDeCoの一時金を受け取って10年以内に退職金を受け取ると退職所得控除額が通算されるため、結果として税負担が増える可能性が高くなります。
  2. 受取計画の見直しの必要性
    60歳でiDeCoの一時金を受け取り65歳で退職金を受け取るという従来の計画では、十分な税制優遇を受けられなくなります。かといって、退職金の受け取り年齢を70歳に変更することはほとんどの人にとって容易ではないため、実質的な増税だということで改悪と騒がれています。

iDeCoとNISAの特徴と違い 比較表

ふう
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iDeCoとNISAの主な特徴と違いを表にまとめました

それぞれのメリットを赤字、デメリットを黒字にしています。

項目iDeCoNISA
目的老後のお金づくり将来に向けたお金づくり
対象年齢原則20歳以上65歳未満18歳以上
年間投資上限額14.4万円〜81.6万円(職業により異なる)最大360万円(つみたて投資枠:120万円、成長投資枠:240万円)
税制優遇掛金が全額所得控除、運用益非課税、受取時に控除あり運用益非課税
お金の引き出し原則60歳まで不可いつでも可能
運用商品投資信託、定期預金、保険商品など株式、投資信託、ETFなど
定期預金はない
最低積立額(月)5,000円100円程度から(金融機関により異なる)
特徴税制優遇が大きいが、長期間預ける必要あり自由度が高いが、税制優遇はiDeCoほど大きくない

iDeCoのメリットとデメリット

ふう
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iDeCo最大のメリットは拠出時に所得控除される点です

拠出を始めた初年度から恩恵を受けることができるので、即得した気分になれるのはiDeCoです。

運用商品に定期預金があるのも、投資が怖い、1円も減らしたくないという人には嬉しいところです。

ふう
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一方iDeCoのデメリットは、60歳まで引き出せないこと

退職後の資金作りが目的の制度のため、原則老後までは引き出せないことになっています。(原則以外は本人の死亡等の限られた理由のみ)

これは一概に悪いことでもなく、ついつい引き出して使ってしまうという人はあえてiDeCoに入れてしまうというのもアリだと思います。

NISAのメリットとデメリット

ふう
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NISAのメリットは360万円という年間投資枠の大きさです

最速5年で1,800万円の生涯投資枠を埋めることができるため、早く満額入金して長く複利効果の恩恵を受けるということができます。

そして引き出しがいつでも可能という自由度の高さも魅力です。

老後に使いたい資金は長く保有し、住宅購入などで使いたい資金は引き出して使う、など人生設計に応じたフレキシブルな使い方ができます。

私はこの点がとてもいいと感じていて、老後資金ももちろん積み立てていますが、スマホの買い替えのために毎月3,000円を積み立ていて、買い替え時には引き出す予定です。(ちなみに3万円以上増えてます)

また、FIRE後に自分で払わなければいけない国民年金や翌年の住民税なども毎月積み立てで準備中で、退職したら解約して使います。(こちらも10万円以上増えてます)

ふう
ふう

NISAのデメリットはあまり思い当たりませんが、iDeCoと比較するなら所得控除がないことでしょうか。

iDeCoは税制が複雑で分かりにくい

iDecoとNISAはそれぞれにメリット・デメリットがあるため、どちらを選ぶかは個人の目的や生活スタイルによって変わってきます

老後のためにコツコツ貯めたい人はiDeCo、老後のため+自由に使えるお金を増やしたい人はNISAが向いています。

両方を併用することも可能なので、自分に合った運用方法を見つけたいところです。

私の場合は、勤務先に企業型DCが導入されているため老後資金はそちらがメイン。(FIRE後は自分でiDeCoに移管、60歳までは引き出せない)

以前はマッチング拠出で自己資金も投入していましたが、新NISAがスタートし投資限度額が拡大されたためマッチング拠出はやめてNISAに全振りにしました。

ふう
ふう

理由はNISAのほうが自由度が高いことと、iDeCoは税制が複雑で分かりにくいからです

拠出額が所得控除されるのは魅力的だけれど、いざ受け取る段階になってからいくら課税されるのかが不透明すぎる。

私は定年を待たずに退職する可能性が高いし、そうなると余計に複雑になります。

さらに今回の5年ルール→10年ルールの変更のように、今後またどんな改定(改悪かもしれない)がされるか分からない。要するに目処が立たないのです。

なので私は「元本1,800万円までは非課税&いつでも自由に使える」という分かりやすい制度のNISAに主軸を置いています。

きちんと調べて計算すればiDeCoのほうが得するかもしれないので、この辺りは本当に個人の好みの問題なのかな〜と思います。

ふう
ふう

政府には「これ以上後出しジャンケンのような改定を出さないで」と言いたいです…

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