ミレニアム前後に一世を風靡したアメリカHBOの大ヒットドラマ「Sex and the city」の続編が作られると聞いたとき、率直に言うと「え、今更?」って思いました。
ドラマシリ-ズが終わってから20年近く経ってるし、その後作られた映画も1は良かったけど2は散々な出来で、もう完全にオワコンだろと思ってたからです。
実際、インスタで撮影シーンをいくつか見たときは、当然のことながらキャストの高齢化をひしひしと感じてしまったし、あのグリッターなSATCの世界を今のこの時代にあのキャストで再現できるのか、と思いました。
だから「見ないかも」って思ってたけど、その後シーズン2も決定したと聞き、やはり見たいと思い始め。
ここ半年ほどバタバタと忙しくしてて、最近やっと少し落ち着いたので自分へのご褒美に課金しました。
DVDもこれくらい持ってます。
ほとんど見ないけど捨てられない。
そのくらい私にとっては青春を共にした思い入れのあるドラマです。
\SATCフルシーズン&And Just Like That見るなら/
主要キャスト
SATCからのキャスト
- キャリー・ブッラドショー・・・サラ・ジェシカ・パーカー
- ミランダ・ホッブス・・・シンシア・ニクソン
- シャーロット・ヨーク・・・クリスティン・デイビス
- サマンサ・ジョーンズ(キム・キャトラルは出演していませんが、サマンサはロンドンに住んでいるという設定で存在します)
- ミスター・ビッグ(ジョン)・・・クリス・ノース
- スタンフォード・ブラッチ・・・ウィリー・ガ—ソン
- アンソニー・マレンティーノ・・・マリオ・カントーネ
- その他、スティーブ、ブレイディ(大きくなっててビックリ)、ハリー(シャーロット夫)、ナターシャ(ビッグの二番目の妻)もちょこっと出てます
And Just Like That…からのキャスト
- シーマ・・・サリター・チョウドリー(ホームランドでのソールの妻ミラ役を見た時から好きな女優さん)
- チェ・ディアス(ノンバイナリーのコメディアン)・・・サラ・ラミレス
- リサ・トッド・ウェクスリー(シャーロットのママ友)・・・ニコール・アリ・パーカー
- ナヤ(ミランダが通う大学の教授)・・・カレン・ピットマン
ストーリー展開
以下ネタバレを含みます
55歳になったキャリーはビッグとの結婚生活も順調で、本の執筆だけでなく時代の変化とともにポッドキャストの出演にも挑戦していた。
ミランダは弁護士事務所を辞め、人権弁護士を目指すためコロンビア大学に入学。スティーブとの結婚生活は何の刺激もないものの平凡に続いていた。
シャーロットは2人の子育てに奮闘中で、リッチでパワーマムのリサとママ友に。次女のローズに「自分が女の子な感じがしない」と言われ戸惑う。
サマンサはキャリーのPRを辞めることになり、そのことが原因でNYを離れロンドンに。
ある日の夜、キャリーはシャーロットの長女リリーのピアノの発表会に出席する。
ビッグはひとりで自宅でワークアウトしていたところ心臓発作を起こし、そのまま亡くなってしまう。
最愛の人の死からキャリーがどう立ち上がっていくのか。
お馴染みのキャストと新たなキャストを交え、全10話で描かれていきます。
小ネタ的感想
スタンフォード役のウィリー・ガ—ソンが亡くなった
撮影が始まってすぐスタンフォード役のウィリー・ガ—ソンが亡くなりました。
すい臓がんで闘病中だったとのことです。
スタンフォードと言えば、シーズン1からこのAJLTまで通して登場するメイン中のメインキャラ。
いつ何時でもキャリーのそばにいて、味方になってくれる存在でした。
AJLTにも出演と聞いて嬉しく思っていたのに、こんな形で離脱だなんて。辛すぎる。
スタンフォードは3話まで登場しますが、4話で東京に行ったという設定でフェイドアウトします。
自身も大病を患いながら、2話のビッグの葬式のシーンに臨む心中はいかばかりだったかと思うと心が痛みます。
人気ドラマ「ホワイト・カラー」のモジーも当たり役でした。
これからもスタンフォードはドラマの中で生き続けると信じています。
ご冥福をお祈りします。
ビッグの遺灰はなぜパリなんだ
最終話でキャリーがビッグの遺灰をまいたのはパリでした。
パリはテレビシリーズ最終話でビッグがキャリーに会いに行った運命的な場所ではあるけれど、ビッグは生粋のNYっ子だし、二人の物語もずっとNYが舞台だった。だからそこはNYなんじゃないの?と。
見逃した伏線があるのか。
SATC+ダイバーシティ
テレビシリーズの最終シ-ズンから18年、映画2から12年が経ち世の中は一変しました。
当時は革新的ポジションだったドラマですが、ほぼ白人だけの出演者、そしてゲイやレズビアンのエピソードは盛り込まれていましたが、そのままでは今の時代にマッチしない。
4人の中でも特に保守的だったシャーロットに黒人のママ友を登場させたり、LGBTQのチェとミランダが結ばれたり、SATC+ダイバーシティを色濃く盛り込んだドラマになっています。
今のニューヨーク=世界を知るのにもとてもいい。
今どきの英語も学べます。
例えば、LGBTQを自覚する人たちに使う代名詞はHeでもSheでもなくTheyだとのこと。
日々変化していく生の英語に触れることができます。
私が字幕版を好む理由です。
日本を感じさせるシーン多し
日本を思わせるシ-ンや小ネタが至るところにありました。
例えば、
- 「ニンジャのように」というセリフ
- スタンフォードが置手紙で東京に行ってしまったという設定(4話)
- キャリーが寿司のテイクアウトをして箸を使うシ-ンが何度か
- 腰痛に「サロンパスを買ったのよ」というキャリーのセリフ(5話)
- キャリーの荷物を整理するシャーロットが「マリ・コンドウ(=こんまり)のように」と(6話)
SATC人気が高かった日本は重要なマーケットなのでしょう。
アメリカではまだ固定電話が現役なのか
どうでもいいことですが、キャリーの家にもミランダの家にもベッドサイドに固定電話があり、使うシ-ンもありました。
ビッグが亡くなったことを知らせるキャリーのからミランダへの連絡も固定電話でした。(スティーブが出た)
今50代くらいの日本の家庭で、固定電話を置いていて、なおかつ知り合いから掛かってくることはほぼ皆無だと思います。
アメリカではまだ現役なのだろうか。それとも演出なのか。
どうでもいいけどちょっと気になりました。
キャリーの初デートの相手ピーターがジョン・テニー
最初まったくジョン・テニーだとは気づかなかった。
いや、言われなければ最後まで分からなかった。
髭のせいか、年齢を重ねたせいか。
ジョン・テニーは大ヒットドラマクローザーのフリッツ役でおなじみ。
ジョン・テニーといえば、元妻がデスパレートな妻たちスーザン役のテリー・ハッチャーっていうのもびっくりしたな。
迷っている人はぜひ見て欲しい
私はレンタルの30日間に2回見ました。
最終話でキャリーはビッグの遺灰をパリにまくことでビッグの死に区切りをつけ、「Sex and The City」という新しいポッドキャストを始めます。
これから新しい人生に進んでいく、という終わり方でした。
3人のメインキャラの描かれ方もSATCのようなイケイケどんどん(古)ではありません。
今どきの50代そのままに描かれており、更年期や時代についていけてない感じがリアルです。
SATCそのままを想像している方には、少し違うなと映るかもしれません。
でも私にとってはそれが自然でよかった。
少し先行く年代のドラマは、自分の人生の道しるべになりますから。
シーズン2ではエイダン(キャリーの相手では一番好きだった。ビッグよりも)が登場するようだし、2も必ず見ます。
迷っているSATCファンの方には見ることをお勧めします!
懐かしさと共に、若かりし頃を思い出してちょっとセンチメンタルになりますよ。
And Just Like That…を見るならAmazonプライムビデオかU-NEXT
Amazonプライムビデオ
2023.7.8現在プライムビデオの無料配信には含まれていませんが、エピソードレンタル、シ-ズンレンタルが可能です。
エピソードレンタルよりはシ-ズンレンタルのほうがお得です。30日間視聴できます。私は2回見ました。
また、購入も可能です。何度も繰り返し見たいというコアなSATCファンには購入もおすすめ。
U-NEXT
U-NEXTには31日間の無料お試し期間があります。
U-NEXTの見放題にはSATCのフルシーズンと映画1.2も含まれているので、イッキ見したい方にはこちらがオススメです。
*本ページの情報は2023年3月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
\SATCフルシーズン&And Just Like That見るなら/
コメント