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And Just Like That ファイナル感想 酷すぎる…これで終わり!?

and just like that season3 ファイナル 感想 ドラマ
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「And Just Like That…」シーズン3がついに最終話を迎えました。
Sex and the City(SATC)から数えると27年。(空白期間含め)

長い時間を経てたどり着いたフィナーレ…のはずが、「なんじゃコレ?」というのが正直な気持ちです。

私の感想をただひたすら書きなぐってみました。よろしければお付き合いくださいm(_ _)m

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キャリーのラストが寂しすぎる

<ここからネタバレを含みますのでご注意ください>

まず一番大きな違和感は、キャリーのラストシーン。

結局あの懐かしのアパートには戻らず、11話でリゼットたち若い住人の存在を確認した時点で「次世代に受け継がれた」という形にしたのは悪くなかったと思う。

でも、じゃあ最終的にキャリーはどうしたのか?というと、あのだだっ広い家に一人という結末でした。

27年にわたるストーリーのゴールとして、あまりにも寂しい…

別に「ひとり」っていうのはいいんです。

私もひとりだし、独身や離婚してひとりの生活を選択している人はいる。

でもミランダ、シャーロットとの友情や絆を確かめ合うシーンがあったわけでもなく、仕事で新しい出会いを感じさせる展開があったわけでもなく。

「これで終わり??」と落胆した人は私だけじゃないはず…

誰にフォーカスしているのか分からない最終話

シーズン3を通して感じたことですが、ストーリーの焦点がぼやけすぎ。

キャリー、ミランダ、シャーロットの3人を軸に据えるはずが、脇役も多く登場し、それぞれにエピソードを割くため、最後まで「誰の物語を見せたいのか」がはっきりしなかった。

特にシーズン3では、シーマとリサが準主役級の扱い(個人的にはミランダとシャーロットと同等のエピソード量に感じた)、アンソニーの恋にも時間を割き(アンソニーは好きですが)、カラオケ大会に注力したかと思えば、終盤にブレイディ(の相手)の妊娠という大騒動をぶっ込んできておきながら結局どうなったかは分からぬまま。なんだこれ。

結果的にキャリーも含めて誰も“主役”になれず、なんとなく幕を閉じてしまった印象です。はあ。

トイレのシーンは必要だったのか?

最終話で気になった、というかとても嫌だったのがあのトイレのシーンです。

具体的に書くのもためらわれますが、お年寄りのおトイレシーン&そのあとの流れをあそこまでリアルに描写する必要があったのか?

正直目を逸らしたくなり、一気に没入感が冷めてしまいました。

実際、公式Instagramのコメント欄でも「最終話でおじいさんのトイレシーンなんて見たくなかった」と海外ファンが書き込んでいていいねが多数ついていました。

SNSを見ていると「せっかくのフィナーレなのに、どうしてあの描写を?」という不満が世界中で蔓延しているようです。

よりによってシリーズの最終話でやる描写なのか?と感じざるを得ません。

やっぱりスタンフォードへの言及なし

そしてもう一つ、非常に残念だったのは、スタンフォードの存在が結局スルーされたことです。

演じていたウィリー・ガーソンが亡くなったことは周知の事実ですが、キャラクターとしてのスタンフォードにきちんとした別れや追悼が描かれなかったのは寂しすぎる。

シーズン1,2では「日本にいる」という設定で存在していた彼にシーズン3で全く触れずに終わるのは、シリーズの流れとしても不自然に感じました。

よかったところもあるにはある(しょぼいけど)

辛口な感想ばかりになってしまいましたが、よかった点が全くなかったわけではありません。

キャリアが「タクシー!」と叫ぶシーンがあった

まず、キャリーが「タクシー!」と叫ぶシーンがあったこと。

最終回を前にこちらの記事で書いたのですが、このシーンは個人的に欲しかったのでよかったです。

ニューヨークのキャリーらしさを思い出させてくれる瞬間でした。

小さなシーンですが、長年のファンとしては心に残りました。

エンディングがSATCのオープニング&エンディング

エンディングが懐かしのSATCのオープニング&エンディングでした。

これはかなり嬉しかった!ちょっとうるっときた!

終わりよければ全て良しとはいかないけど、ここだけは作品へのレスペクトを感じました。

私が考えるフィナーレの理想(とさらなる愚痴)

私の最終話の予想(こちらの記事)にも書きましたが、ベタだと言われてもいいから、もっと「キャリーらしい終わり方」があったはずだと思います。

たとえば、アパートに戻るラストでもよかったし、仲間との強いつながりを再確認する場面でもよかった。もしくは、新しい恋や人生への希望をにじませる形でもよかった。

今後の展開も感じさせず「広い家に一人で残る」という見方によっては孤独な終わり方は、シリーズ全体を振り返っても納得感がなく、むしろキャリーというキャラクターを小さく見せてしまった印象です。

AJLTシーズン1,2では、ポッドキャストに挑戦したり、風変わりな年下の男友達ジャッキー(私はジャッキー好きだった)とつるんだり、戸惑いながらも前に進んでいくキャリーに共感&勇気をもらってた。

なのにシーズン3じゃエイダンのこと以外に行動力なしで、ほとんどあの古城のようなアパートにいてたまに友人と食事に行くだけ。

リタイア後の暇な人が暇つぶしに小説を書いているようにしか見えなかった。

結局、ビッグと死別してお金に不自由ない有閑マダムにしてしまったのもよくなかったのかなーと。

SATCからAJLTの27年間を振り返って

こうして振り返ると、「Sex and the City」から「And Just Like That…」まで、私はキャリーたちと一緒に27年を歩んできたわけです。(勝手に)

恋愛に悩み、キャリアに挑戦し、友情に救われ、喪失を経験し、年齢を重ねていく彼女たちの姿は、時に勇気、時に共感を呼んでくれました。

だからこそ、書き散らかしたフィナーレとして終わってしまったことが余計に残念に思えます。

もっと華やかで、もっと感動的で、もっとSATCらしい終幕を見せてほしかった。

期待が大きかった分、落胆も大きかったのが正直なところです。

それでも、キャリーたちと過ごした27年間はかけがえのない時間でした。

結末に納得はいかなくても、若い頃に憧れて夢中になったSATCが与えてくれたインパクトと影響は計り知れません。

ありがとう「Sex and the City」。

でも、やっぱり「And Just Like That」のラストはもっと良い形で見届けたかった…。

ふう
ふう

追記:そのうちしれっと、「映画版 And Just Like That~あれからのキャリーたち」配信決定!なんていうニュースが流れてくる可能性はゼロじゃないと思ってます(笑)

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