営業ノルマがしんどい。
きつい先輩がいて人間関係がストレス。
…セミリタイアしたい。
そう思ったときまず考えるのは「一体いくら用意すれはいいんだろう?」ですよね。
ここでは
セミリタイアに必要な資金の見積り方を説明します。実際に私のケースで計算してみます。
今すぐリタイアするつもりがなくても、必要資金を予め把握しておけば、いざという時に計画的に進められます。
ぜひ一緒に計算してみてください。
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セミリタイアに必要な資金の考え方
ここからは以下を前提に説明します。
- セミリタイア後は働かない(無収入)
- 公的年金受給開始年齢は65歳
- 受給開始後は年金で毎月の生活費はまかなえると想定
セミリタイアに必要な資金の計算式は
(ひと月の生活費×12+年間必要経費)×(65歳-セミリタイア年齢)+予備資金
です。
私のケースを例に具体的に計算していきます。
セミリタイアに必要な資金の計算方法
毎月必要な生活費(①)を割り出す
ひと月生活するのに必要な金額を割り出してみましょう。
家計簿をつけている人は家計簿を参考に。
つけてない人は簡単でいいので毎月の支出表を作ってみましょう。
私の場合はこんな↓感じです。
私のケースだと生活費と小遣いの合計で約8万円。
そこに、国民年金(約15,000円)と国民健康保険*(無収入として5,000円位と想定))を加えると約10万円(①)になります。
両方とも今は会社と折半で給与から天引きになっていますが、リタイア後は全額自分で支払わなければなりません。
ここはセミリタイアのデメリットと言えますね。
*国民健康保険は退職した年は前年度所得での計算となり、かなりの高額になります。事前に別途用意しておいた方がよいでしょう。会社都合退職の場合、自治体によっては減額措置がありますので居住の自治体に確認してみるといいです。私の住んでる自治体にはあるようでした。
年単位で必要な経費(②)を確認する
次に年単位で必要な経費(②)を確認します。
私の場合はNHK受信料や火災保険料などの経費、また半年分のこづかいやプチ旅行費用をボーナスから捻出しているので、ボーナスの予算表から割り出してきます。
私のボーナス予算表はこちら。
セミリタイアしたらもうふるさと納税はしないのと、コンタクトはやめるか減らして眼鏡メインでもいいかなと思っているので予算は減らせそうです。
そうすると、私のケースでは年間必要経費は約40万円ほどになります。
①×12と②を足したものが1年間の生活費(➂)
①×12+②が1年間に必要な生活費です。
私の場合、
10万円×12+40万円=160万円(➂)
ということになります。
1年間の生活費(➂)×公的年金受給開始までの年数=セミリタイアに必要な生活費(④)
➂×公的年金受給開始までの年数=セミリタイアに必要な資金、です。
年金受給開始年齢までの年数は、
・52歳からリタイア生活に入る場合→52歳~64歳までの13年間
・55歳からリタイア生活に入る場合→55歳~64歳までの10年間
・57歳からリタイア生活に入る場合→57歳~64歳までの8年間
私は何歳でリタイアするのか未定ですが、55歳と仮定して計算すると
160万円×10年=1,600万円
が年金受給開始までに必要な生活費となります。
④+予備資金=(セミ)リタイア必要資金
予備資金は、家の修繕費や老後の医療費など何かあった時の臨時費用です。
セミリタイアでなくても必要な資金なので、全てのリタイアに必要な資金と言ったほうがいいかもしれません。
そしてこの予備資金の考え方は人によって様々です。
持ち家なのか否か(持ち家の方が修繕費が多くかかります)、保険に入っているのか否か(医療費の額もさることながら気持ちの面で影響がある気がする。保険無しだと予備資金は多めに用意したくなる)、いくらあれば安心なのか、も人によって違う。
金額に落とし込むと、500万あれば十分という人もいれば、1,000万円はないと不安という人も、いやいや最低限政府が言う2,000万円は必要でしょうという人も。
ですのでいくらが正解とは言えません。
自分が安心できる額が用意できればベストでしょう。
【補足】確定拠出年金(DCやiDeCo)や個人年金がある場合
確定拠出年金や個人年金の受給開始年齢は、一般的に60歳の場合がほとんどです。
勤務先に確定拠出年金がある方、個人でiDeCoをやっている方最近多いですよね。
その場合60歳から受け取れる年金があるので、必要資金はより少なく見積ることができます。
受取時にいくらくらいになるか、予め確認しておきましょう。
【後で後悔しないために】セミリタイアの資金計画は毎月の支出管理から
ここまで読んでいただいてお気づきかと思いますが、セミリタイアに必要な資金を考えるためには、まず「毎月いくらで生活できているのか」を把握することが重要です。
そこから始まります。
毎月なんとなくお金を使って、なんとなく残ったお金を貯金してる、という方は、まずひと月の支出管理から始めてみてください。
どうやったらいいか分からない、目安が欲しい、という方は私のケースを参考に。
私は節約とかお金の情報を本で得てるので、よく読む雑誌やオススメの本を載せときますね。
日経WOMAN
日経ウーマンは20代の頃から読んでいるのですが、お金の情報や節約術が満載で、色んな方の家計公開も載っていて毎回参考にさせてもらってます。
お金のことだけじゃなく、ライフスタイルや生き方についても年代にかかわらず参考にできる雑誌です。
雑誌がどんどん休刊になったり、季節刊行になったりするこのご時世に、毎月発行を継続してるのって凄いなあって思います。
絶対無くなって欲しくない雑誌です。
サンキュ
サンキュも好きな雑誌です。
対象は40代の子育て世代ママなので私は対象外なのですが笑、こちらもお金や節約に関する情報が多く、家計公開もあります。
ママ向けらしく料理の特集も多いので、そちらも参考にさせてもらってます。
両雑誌とも年末年始号はお金の特集が組まれることが多く、また特製家計簿や1,000万円貯まる本(日経ウーマン)などの特別付録も付いてくるので特におすすめです。
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